『剣道と青少年・古武道について』その4

信道館武道場 館長 七五三掛保夫

 

 剣道は子供の頃から姿勢を正しくする事と、竹刀を正しくしっかり握る事を稽古を通じて要求されます。竹刀は子供のもので三〇〇グラム、大人のもので六〇○グラム位までありますが、稽古を続けることによって集中力、意志力共に確実に向上していきます。人間も動物の一種です。本来の姿としては、身体を動かすことに喜びを感じるものなのです。一週間に何回かは身体を思う存分に動かして、汗を沢山かく事です。あまりにも便利優先主義になりすぎているようです。道場には冷房はありません。

 

 幼年部の稽古が終わりに近づきました。足さばき、竹刀の振りかぶり、切りおろしの真似事を楽しくやりました。子供達は何もわからずに稽古をしているわけですが、楽しい中にも一生懸命やっています。上手、下手よりもこの一生懸命に何かをするということが何よりも大事なことなのです。子供達は自分が成長した時、きっとご両親に感謝すると思います。

 

 先ず、健全な精神と健全な身体を創る事を心がけるべきです。そのためには、稽古を継続する事です。やろうと思う。思うだけなら誰でもできます。実行、そして継続する事は大変な事ではありますが、出来ないという事は継続する事を断念するからです。物事を成し遂げるという事は、才能ではありません。継続する事です。〝継続は力也〟といわれる所以です。剣道はこの継続をしなければ駄目だという事を、十分に自得する事が出来ます。

 

 午後五時になりました。少年部員が多勢集まりました。幼年部と一緒に正座して先生と礼、神前に拝礼、お互いに礼を行います。幼年部、相当にぐったりとしていますが、皆満足しきった面持ちです。少年部員による雑巾掛けが始りました。少年部員は足腰がしっかりしています。雑巾掛けは幼年部員が着替えているうちに終わります。その先輩のたのもしい姿を、幼年部員は興味深く見ています。少年部は防具をつけます。防具袋から防具を取り出して、袋に自分の着替を入れて所定の場所に納めます。防具の着装はすべて正座で行うように指導します。又、紐を結ぶ事にぶつかりました。全部で五ヵ所あります。仲々大変ですが、基本的には不確でも一人でやらせます。少年部員は小学生だけですが、学年別ではありません。現在、幼稚園の年長さんが一人いますが、学年別ではありません。さぁ、少年部稽古が始まります。

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