『剣道と青少年・古武道について』その5

信道館武道場 館長七五三掛保夫

 

 今回は少年部の稽古の事は後にお話しすることにしまして、一般の方はもとより現在剣道を修業されている剣道というもの一層正しく理解していただくために、剣道愛好者の集まりである組織の事についてお話することにします。

 

 まず、本部として全日本剣道連盟(以下全剣連)があります。そしてその支部として、各都道府県の剣道連盟があります。更にその下に、市区町村に至るまで全剣連の組織があります。このようにして現在の剣道は広く大勢の方々の絶大なる誠意によって支持されているわけです。

 

 次に全剣連の実施する事業についてお話しをしましょう。この事は現在すでに会員になっている人でも知らないほうが多いと思いますので、是非認識を新たにして下さい。全剣連は一、「剣道」二、「居合道」三、「杖道」とこの三部門があります。もう少しわかりやすく説明しましょう。一の剣道とは現代剣道の事です。この部門には、「日本剣道形」があります。二の居合道は、全日本剣道連盟居合と各流派の形、三の杖道には全日本剣道連盟杖道形と神道夢想流杖道と他流派杖道があります。このように全剣連には事業として三つの部門があるという事を、よく知っていただきたいと思います。そしてこの三部門の武道を正しく普及発展させる事が全剣連の事業目的であるわけです。

 

 剣道という言葉は剣道をやらない人でも知っていますが、剣道の本当の姿をいうものは剣道修行中の人も中々把握しにくいものだと思います。或いは、正しく修行する事によってのみ始めて到達出来る境地に剣道があるのだと思います。剣道とはこのような高遠なものなのであるという事を日本人として認識するべきだと思います。今や世界の数十ヶ国に伸展しています。外国の剣士達の修行態度は実にりっぱです。なかには三道高段位の人もいます。今回は剣道と一口にいっても、全剣連の中には、現代剣道と居合道と杖道と三部門あるのだという事を頭の中に入れておい下さい。そしてどれも剣道修行上大切なものなのです。日本古来の伝統ある剣道を正しく普及発展、そして継承するという事は日本の文化を守るという事であるのです。それでは、ここでこれからの話を進める都合上剣道には、古伝の剣道と現代剣道があるという事を前置きすることにします。

 

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